冬の大和郡山をたずねて

素顔の城下町 冬の郡山を楽しもう

2019-2-23 奈良県大和郡山市 大阪あそ歩

地図表示に少し時間がかかる場合があります。
赤色は、今回歩いたコースのGPS軌跡です。
地図上のマーカーをクリックすると簡単な説明を見ることができます。

参加コース行程

発」近鉄橿原線・郡山駅⇒①郡山城址めぐり②金魚池の畦道を歩く③金魚神社④やまと郡山城ホール⑤街なかの近代建築⑥藍染めの歴史を刻む紺屋町⑦洞泉寺町の元遊郭建築(大正期の木造三階建て、市有財産) ⇒「着」ゴール解散・近鉄橿原線・郡山駅

今回のまち歩き概略

路地裏の生活景観をゆっくりと訪ね、お城にまつわる秘話や金魚養魚池のエピソードを交え、独特な街並みを味わいます。

大阪あそ歩HPより

発」近鉄橿原線・郡山駅⇒

近鉄郡山駅

近鉄郡山駅に集合だったのですが、JR郡山駅だと思った人もいたようです。でも皆さん合流できました。

①郡山城址めぐり⇒

郡山城の復元された追手門など

郡山城は明治になり建物は全て取り壊されました。

昭和58年に追手門が豊臣秀長築城当時に近い形で復元。続いて追手向櫓、多聞櫓、追手東隅櫓などが昭和62年にかけて再建されました。

城趾会館(市民会館)

城趾会館は奈良県立図書館(明治41年築)を譲り受け、郡山城跡に移築しました。

柳沢文庫

柳沢文庫は柳沢藩の諸記録、郷土資料などを保存、城跡維持管理などを行なっています。

修復された郡山城天守台

郡山城天守台の動画を作成しました

郡山城天守台は痛みがひどく危険な状態だったため修復工事が行われていましたが、平成29年3月に修復が完成し一般の立ち入りが出来るようになりました。

天守台から360度の展望が可能。若草山や東大寺、興福寺、薬師寺など遠くまで見渡せます。生駒山も望むことができます。

天守閣は江戸時代からすでになかったようです。

関ヶ原の戦い後、建物は全て伏見城へ移されたそうですが、家康が天守閣を気に入り、二条城へ移築したとの話があります。

天守台
この天守は逆さ地蔵の祟りや大和大地震で倒壊したという俗説が残っている。『郡山城と城下町』によると「現存している伝天守台に5層6階の天守は建築学上から考えて建てられること不可能」としている。
しかし平成25年から平成29年にかけて調査・整備事業が行われ、豊臣秀長時代あるいは増田長盛時代には天守が確実に存在し、後に二条城更に淀城へ移築された話も事実と確定された
平成29年3月26日から展望台施設が公開された。

ウィキペディアより

逆さ地蔵

郡山城築城の際、郡山には石材が乏しかったために墓石や石仏なども利用した。天守台にもいろんなところから集められた石が使われている。

そのなかに「逆さ地蔵」があり有名になりました。平城京の羅城門跡からの運んだものもあるとか。

②金魚池の畦道を歩く⇒

金魚の養殖は柳沢吉保の子吉里が国替えの時、甲斐国から郡山に持ち込んだのが始まりと言われています。

幕末には藩士の副業として金魚養殖が盛んに行われました。明治以降も郡山の重要な産業となりましたが近年は数も減っています。

市内には多くの養殖池があります。

この辺りは平城京の端に位置し延長線方向には羅城門跡もあります。

③金魚神社⇒

植槻八幡神社

植槻八幡神社は去年の地震で大きな被害に遭い今も復旧最中です。

植槻八幡神社の境内にはいくつかの神社があり植槻坐魚名神社(金魚神社)もその一つです。でも立入禁止区域で近寄ることができませんでした。

植槻八幡神社は奈良時代の植槻寺となんらかの関係があったと考えられています。

④やまと郡山城ホール⇒⑤街なかの近代建築⇒

やまと郡山城ホールで休憩したのち、街なかにある近代建築を目指して歩き始めました。

街なかの近代建築

杉山小児科医院は大正10年ごろに建てられました。

外観はハーフティンバー様式というそうです。

⑥藍染めの歴史を刻む紺屋町⇒

紺屋町はかつては染物屋が軒を連ねていました。

紺屋町の道路の中央の水路はお城の堀とつながっているそうです。

紺屋(染物屋)が染め上げた布や糸をさらしていました。

郡山にふさわしい金魚すくい道場も紺屋町にありました。懐かしいお菓子も売っていました。

⑦洞泉寺町の元遊郭建築

洞泉寺町には表窓に細い格子がはまった家並みが残っています。

江戸時代から続いた傾城町(けいせいまち)すなわち遊郭、遊里の面影を見ることができます。

大正時代に建てられた木造三階建の元遊郭の建物は、市有財産です。町家物語館として一般に公開されています。


元遊郭の建物だった町家物語館は、この時期(訪れた時)お雛様を各部屋に飾っていました。

普段は各部屋の説明などしてくれるそうです。

「着」ゴール解散・近鉄橿原線・郡山駅


まち歩きゴール解散は近鉄橿原線・郡山駅です。

まち歩き解散後、希望者のみ懇親会が近鉄郡山駅近くでありました。

私も参加させていただきました。いろんな人と楽しく過ごすことができました。

郡山は見るところ多いところです。歴史的にも興味があります。


知らない街中を歩くのにはガイドさんが頼りです。いろんな話が聞けて楽しかったです。

ガイドの浅野さんありがとうございました。

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