世界文化遺産登録間近な古市古墳群を歩く

追記 2019-7-6 正式に「百舌鳥・古市古墳群」 世界文化遺産登録決定しました!

2019-6-29 大阪府羽曳野市 近鉄・羽曳野市共催

地図表示に少し時間がかかる場合があります。
赤色は、今回歩いたコースのGPS軌跡です。
地図上のマーカーをクリックすると簡単な説明を見ることができます。

参加コース行程

」近鉄南大阪線・古市駅~①誉田八幡宮②応神天皇陵古墳③墓山古墳④仁賢天皇陵古墳⑤峯ヶ塚古墳⑥清寧陵古墳⑦白鳥陵古墳「着」ゴール解散・近鉄南大阪線古市駅

今回歩いた現在地図と明治時代の地図比較です

今昔マップon the webより作成

今回のまち歩き概略

百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録を目前にして、近鉄古市駅長お薦め古市古墳群ウォーキングコースを巡ります。

近鉄南大阪線・古市駅前広場でコースの地図をもらって各自思い思いに歩きます。距離は約7キロです。

「発」近鉄南大阪線・古市駅~

スタートの古市駅前広場から①誉田八幡宮までの動画を作成しました

天気が心配でしたが晴れ間も見えて暑くなりました。

古市駅に着くと多くに人が駅前広場に向かいます。

しかし混雑でなかなか広場にたどり着けません。

参加者がコースの地図をもらうために並んでいるのです。私は364番目でした。

みなさん歩く準備OKで歩き出します。

近鉄古市駅から①誉田八幡宮まで

誉田八幡宮

最初の目的地は誉田八幡宮です。

応神天皇陵の後円部のすぐ近くにあります。

他の神社とは少し変わった拝殿です。

秋のお祭りでは神輿がこの橋を渡るそうです。現在は隣にある平らな橋を渡るようです。

かつては応神天皇陵の後円部頂上にあるお堂まで行っていたそうです。

後円部の頂上にはお堂がある様です

この辺りは古くから戦が多く古戦場としても有名です。

大坂夏の陣でもこの神社に陣を構えたりもしたそうです。

誉田八幡宮鳥居

鳥居のある方が正面なんでしょうね。

①誉田八幡宮から②応神天皇陵古墳まで

①誉田八幡宮から②応神天皇陵古墳までの動画を作成しました

東高野街道

誉田八幡宮の前の通りは「東高野街道」です。

高野山への道はいくつかありますが、東高野街道は京都から高野山への街道です。

大鳥塚古墳

応神天皇陵の近くに大鳥塚古墳があります。

この古墳は登ることが出来ます。今回は見るだけにしました。

応神天皇陵古墳

応神天皇陵古墳に到着です。

といっても応神天皇陵古墳は大きいし、古墳はここからでなくても見ることが出来ます。

宮内庁管轄の古墳では、前方後円墳の前方部の正面に参拝する場所が設けられています。

既に多くの人が到着していました。

古墳の前は大にぎわい。応神天皇もゆっくり寝ていられませんね。

応神天皇陵古墳の周囲を歩くことが出来ます。でも空から出ないと全体像は分かりません。

②応神天皇陵古墳から③墓山古墳まで

②応神天皇陵古墳から③墓山古墳までの動画を作成しました

向墓山古墳

墓山古墳の手前に向墓山古墳があります。小さな古墳です。

しかしこの向墓山古墳と墓山古墳とは密接な関係があるそうです。

向墓山古墳と墓山古墳との関係説明板

羽曳野市文化財展示室

向墓山古墳のそばに文化財展示室の建物があります。

ここで出土した埴輪などの見学が出来ました。

室内は狭いのでザックなどは外において入りました。

実際に墓山古墳から出土した埴輪などの展示があり、レプリカではなく本物でした。

室内には所狭しとたくさんの出土品が展示されていました。

係りの人から説明も受けることが出来ました。

墓山古墳以外から出土品も展示されていたのかどうかは、ちょっと分かりません。見忘れ聞き忘れです。

墓山古墳

墓山古墳の周りには堀があり、ある程度堀を見ながら歩くことが出来ました。

しかし途中から民家があり近づけませんでした。

古墳に近づけるのはほんの一部の場所に限られていて、まわりを歩いて見て歩ける古墳はほとんどないのではと思います。

古墳の周囲には住宅が立ち並んでいるところがほとんどです。

世界遺産になっても見学の方法が難しいです。

③墓山古墳から④仁賢天皇陵古墳まで

③墓山古墳からゴールの近鉄南大阪線古市駅までの動画を作成しました

仁賢天皇陵古墳

墓山古墳から仁賢天皇陵古墳までは街中を結構歩きました。

晴れて来て歩くなり、住宅街を黙々と歩くのは疲れますね。

④仁賢天皇陵古墳から⑤峯ヶ塚古墳まで

峯ヶ塚古墳

峯ヶ塚古墳がある一帯は峰塚公園になっています。

ここで昼食とる人多いです。しかし当日は晴れて蒸暑くなり、木陰でないと休めません。熱中症に注意でした。

私は少し水分休憩のみで、また歩き出しました。春だったらここでのお弁当がいいですね。

⑤峯ヶ塚古墳から⑥清寧陵古墳まで

清寧陵古墳

清寧陵古墳

清寧陵古墳も住宅に囲まれた場所にありました。

近づけない古墳が多いです。

⑥清寧陵古墳から⑦白鳥陵古墳まで

白鳥陵古墳

今回の古市古墳群巡りの最後は白鳥陵古墳です。

白鳥陵古墳には白鳥伝説が伝えられており、白鳥伝説から羽曳野市の名前はつけられたそうです。

白鳥陵古墳のそばを竹内街道が通っています。

古墳も街道も歴史ありますね。

⑦白鳥陵古墳から「着」ゴール解散・近鉄南大阪線古市駅まで

今回のウォーキングは古墳巡り。しかも世界文化遺産登録間近の古市古墳群。

堺の仁徳天皇陵のある百舌鳥古墳群が有名ですが、古市古墳群にも2番目に大きい応神天皇陵古墳があります。

曇りの天気予報。途中パラパラ降ったりしましたが、晴れ間が多く蒸暑かったです。

数年前に古市古墳群を歩きました。今回と一部コースが重なっていましたが、その時はガイドさんの説明付きでした。

今回はガイドさんなしで歩くだけのウォーキングでした。

古墳の知識は各自で勉強しましょう。

これからは見せ方やコースなども検討しなければダメですね。埴輪などの出土品の展示なども場所と工夫が必要ですね。

世界文化遺産登録は49基の古墳が対象だそうです。

世界文化遺産登録待ち遠しいです。

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