日本三大山城の一つ高取城へ登る

2018-12-1 奈良県高取町 大阪・奈良歴史街道リレーウォーク

地図表示に少し時間がかかる場合があります。
赤色は、今回歩いたコースのGPS軌跡です。
地図上のマーカーをクリックすると簡単な説明を見ることができます。

参加コース行程

近鉄吉野線・壺阪山駅→「発」高取町役場スタート①土佐街道②上子砂防公園③黒門跡④島流社(聖天さん)・宗泉寺⑤七曲り⑥一升坂⑦猿石⑧ニノ門跡⑨国見櫓跡⑩大手門跡⑪天守台・本丸同じコースを下る⑫高取町道路元標⑬石川医院「着」ゴール解散・高取町役場→「◎」解散最寄駅・近鉄吉野線壺阪山駅

今回のまち歩き概略

大阪・奈良歴史街道リレーウォーク主催のまち歩きに参加しました。

第四幕・歴史の道「FootPath」は今回で終わりです。

私は2017年に始まった第四幕には、今回を含め10回参加しています。

特に今回の高取城へはぜひ参加したかったです。天気が心配でしたがいい天気だったのでよかったです。

高取城は山城で有名ですが、結構きつい登りがあると聞いていたので、山歩き大丈夫かなと少し心配しました。

でも思い切って参加しました。

日本一の山城であり日本百名城認定の「高取城」。

その歴史と規模を肌で感じていただきながら、美しい紅葉の中を散策します。

高取城からは、大峰山系、金剛葛城、大和平野・大阪平野も一望できる一番人気のコースをお楽しみください。

歴史街道リレーウォークHPより

高取城の参考HP

「発」高取町役場スタート

高取城へは近鉄吉野線・壺阪山駅から歩きです。

集合が9時30分。電車の本数が少ないので朝早いのはきついです。

今回は高取町役場からスタートです。大勢の人が参加しました。100人位はいたと思います。

天誅組との戦いの場所だった

高取町役場のある場所は、幕末天誅組との戦いの場所だったようです。

①土佐街道(城下町の中心)

高取城は583.9mの高取山にありますが、城下町は麓にあります。

高取城までは城下町を通って山麓まで歩きます。

城下町の中心に土佐街道が走っています。

高取町は奈良県です。なのに土佐街道とはなぜでしょう。

しかも地名に土佐町など土佐が付く場所が多いのです。

土佐町とは

土佐町由来の説明板

ずいぶん古くから土佐から来た人が住み着いたのですね。

土佐街道の中心に夢創館(高取町観光案内所)があります。

土佐街道沿いには歴史的な建物など見所いっぱい

城下町の歴史を聞きながら、歩きます。

札の辻

町人の住む場所と武士が住む場所の境が札の辻です。

札の辻からは武家屋敷などもあります。

武家屋敷です

藩主下屋敷跡

元々藩主は高取城に住んでいましたが、何しろ険しい山の上なので何かと不便。

戦もなくなり麓に下屋敷を建てて住むようになりました。

藩主下屋敷の表門が石川医院に移築されています。

馬ひやし

馬冷やしとは江戸時代出先から戻ってきた家臣たちが、この辺りで馬を休ませた所だそうです。

そろそろ山間の風景が広がってきました。

②上子砂防公園

上子砂防公園までくると風景も山間の感が漂ってきます。

城下町から大手筋を通って、いよいよ高取城へ登る山の入り口です。

山の中腹の土壁の建物は、高取城から移築された「火薬庫」ではないかと言われています。屋根の瓦には高取藩主「植村家」の家紋がありました。

これから先は高取城へ続く山道になります。

③黒門跡

黒門は高取城へ向かう最初の門です。

ここには常に人が配置され、厳しくチェックしていました。

門の内側には門番役の御用屋敷が建てられていたそうです。

黒門から内部を郭内と呼ぶそうです。

④島流社(聖天さん)・宗泉寺

植村家の菩提寺、宗泉寺への分かれ道の場所です。

この辺りを別所郭と呼ばれています。

島流社(聖天さん)の祠?もあります。

⑤七曲り

大手筋を登っていくと曲がりくねった坂の場所に出ます。

七曲と言って敵がなかなか先に進めないように工夫して作ったとか。

⑥一升坂

この辺りから急な坂が長く続きます。

高取城を築城する際、石材を運ぶ人夫に米一升加増して運ばせたくらい急な坂が続きます。

そんないわれのある坂なので「一升坂」と呼ばれています。

⑦猿石

ここの猿石は明日香村で見つかっているものと類似しています。

明日香村から高取城へ運ぶ途中ここに置かれたのではないかと、考えられています。

猿石のある場所から明日香村への道があります。

⑧ニノ門跡

ニノ門から三の丸、二の丸、本丸を含む部分を「城内」と呼びます。

ニノ門は高取町内の小嶋寺の山門に移築されています。

これから高取城内へと進みます。

水堀

ニノ門左には水堀があります。

山城には珍しい水堀は現在も水を湛えています。

ニノ門跡を通って城内へと進みます

いよいよニノ門跡を通り、高取城内へと突入します。

まわりに注意です。いつ弓矢が飛んで来るかわかりませんよ!

⑨国見櫓跡

ニノ門を抜け三ノ門を過ぎます。

矢場門手前で国見櫓へ行くことが出来ます。

国見櫓跡には、かつて国見櫓と呼ばれる二層作りの櫓が建っていました。

大和の国を一望出来る素晴らしい展望の場所です。

あいにく今回は遠くは霞んで見えませんでしたが、あべのハルカスも見えるそうです。

大手門までにはいくつかの門をくぐります。

矢場門・松ノ門・宇陀門・千早門

矢場門跡

松ノ門は土佐街道沿いの高取児童公園に復元されています。

矢場門、松ノ門、宇陀門、千早門を経て大手門へと続きます。

⑩大手門跡

大手門の前に到着
大手門前からの高取城
大手門跡から二の丸へ

十三多聞から二の丸へ、十五多聞をへて本丸へ

十三多聞跡、十五多聞跡をへて本丸へ向かいます。

⑪天守台・本丸

本丸では観光客や前の班の人が昼食をとっていました。

また井戸もありました。といっても後で写真見て知ったのです。

時間がなくて急いで天守台へ登りました。

天守台

高取城天守台に着きました。

日本三大山城の一つ高取城へ攻め入ったのです。ちょっとオーバーかな。

天守台には三層の天守閣が建っていました。

天守台からは高取町役場からみえた鉄塔が見えます。

本丸

遅い昼食をとり、30分ほど休んで下山です。

なにしろ午後3時ごろには高取町役場に着いていなければなりません。

この時点で時刻は午後1時30分。余裕ありません。

高取城下山

下山は登りと同じコースで帰りました。

希望者は壺阪寺経由で下山しました。

同じコースを下ります

麓から見た国見櫓跡(多分あの辺りだと思います)

⑫高取町道路元標

土佐街道に戻ってきました。

帰りのコースは行く時のコースと少し違います。

道路元標がある場所を曲がって役場へ向かいます。

⑬石川医院

藩主の下屋敷の表門を石川医院に移築しています。

薬会社

高取町は薬の街だそうです。町内を歩いていると製薬会社が多いです。

「着」ゴール解散・高取町役場

高取町役場での完結式

やっと高取町役場に帰ってきました。

午後3時半ごろです。すでに完結式が行われていました。

歴史街道リレーウォーク第四幕が今回で終わります。

その完結式が行われていました。

全ての回に参加した人などを表彰するのです。


今回の高取城はとても良かったです。日本一の山城に登って感激です。

頂上での時間があまりなかったので、春とかにまた行きたいです。

疲れましたが高取城下町もいろいろ知ることが出来良かったです。

ガイドさんありがとうございました。

高取城関連HP

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